「暗闇エクササイズ」界の頂点!? RIZAPグループで悶絶のマッスルダイエット

さて今回は、2018年最後のジム連載!というワケで今年話題になった(!?)、RIZAPグループのエクササイズに潜入です。普段は男子禁制の暗闇フィットネスクラブ「エクスパ(EXPA)」にうかがい、レッスンを体験取材してまいりました。エクササイズ業界では、18年(もしかして去年?)の流行語間違いなしの「暗闇エクササイズ」。RIZAPグループの手にかかると、いったいどうなるのでしょう?

上のリンクにある通り「暗闇エクササイズ」は今、巷に続々誕生しています。その理由は、なんでしょう?

エクササイズ業界は“表向きの理由”を、「視覚に依存しがちな平衡感覚が鈍るためバランスを取るのが難しくなり、結果、体幹への働きが高くなるから」としています。もちろん、それは事実です。でも“本当の理由”は、女性は「苦悶している顔」や「すっぴん」を見られたくないから。なるほど(笑)。多くの「暗闇エクササイズ」が、女性限定なのもうなずけます。

そんな女性限定の「暗闇エクササイズ」の「エクスパ」は、2017年の11月にオープン。現在、関東に6店舗を構えています。そのコンセプトは「マッスル・ダイエット・スタジオ」。「筋肉をつけなきゃ、痩せない!」という実に当たり前な事実にフォーカスし、全身を引き締める「ボディメイク」、お腹周りに特化した「ボディツイスト」、スローな「ボディビューティ」、そして体の使い方を学ぶ「ボディフレックス」という4つのサービスを提供しています。45分間、ヨガマットを敷いたクラブ調の暗闇スタジオで体を動かし続けるのです。今なお大人気の「ライザップ」との違いは、あちらが基本マンツーマンで“ガチ”のボディメイクなら、「エクスパ」はグループレッスンで楽しくというところでしょうか?実際、「ライザップ」でカラダを作ったあと、維持のために「エクスパ」に通う女性もいるそうです。

ってコトは「エクスパ」、結構ヨユーなのかしら?日頃からカラダを動かしているムラカミは今回、上から2番目の強度の「ボディメイク」レッスンに挑戦しました。

レッスンはグルービーな音楽に合わせ、胸とお腹、そして脚を鍛える腕立て伏せや腹筋、スクワットなどの単純動作を結構“ひたすら”行うものです。動作は単純。正直45分の最中、「もう1、2パターンあってもいいんじゃないか?」って思うくらいでしたが、胸とお腹、そして脚は、カラダの中でもっとも大きな筋肉の代表格。ここをひたすら責め続けて大きくすれば、基礎代謝が向上して痩せやすいカラダになるので理にかなっています。

動作は、とにかく腹筋がツラい(笑)!腹筋をないがしろにしてきた自分に怒りがこみ上げます。5分くらいの苦行が終わっても、しばらくすると同じ試練アゲイン。思わず顔がゆがみます。

見てください、この写真。ゆがんだ顔(笑)。確かに暗闇の方がよいのかもしれません(笑)。ノリノリの音楽と、ツラいとき励ましてくれるインストラクターがいなければ、エクササイズは放棄していたコトでしょう(笑)。

翌日は、来ましたバリバリの筋肉痛。普段から鍛えている脚さえ痛いのですから、お腹なんて悶絶モノです。同じコースを体験した同僚は、「3日間、動かせなかった」とか(笑)。けれど45分の間に、効果的なエクササイズを複数回行うので、食べ過ぎゆえ永遠にシックスパックにならないムラカミのハラも、腹斜筋が見えるようになりました。さすが、「結果にコミット」が信条のRIZAPグループです。

施設はいずれも清潔。アメニティーは、「無印良品」でした。メンバーになれば、月に1度はカウンセリングが受けられて、食生活なども改善できるとのこと。「暗闇エクササイズ」界のガチを目指すならオススメです。

「ディーゼル」米子会社が破綻のOTB 「18年はリセットの年」

「ディーゼル(DIESEL)」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「マルニ(MARNI)」などを擁するOTBの2018年12月期決算は、売上高が前期比5.2%減の14億4000万ユーロ(約1800億円)で、EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)は同20.9%減の4150万ユーロ(約51億8750万円)と減収減益だった。

同社は傘下ブランド別での売上高は開示していないが、主力事業である「ディーゼル」の不調が響いて減収となった。同ブランドはアジア、特に日本では引き続き好調だったが、ヨーロッパと北米での売り上げが低迷。伊ディーゼルの米子会社であるディーゼルUSA(DIESEL USA)は3月5日、日本の民事再生法に当たる連邦破産法11条の適用を申請している。OTBは同ブランドについて、「不採算店の閉鎖や『ディーゼル』のみを取り扱う小型店を開店するほか、既存店の60%程度を改装し、テーマを設けたポップアップなども実施する。ECや重要な卸先との戦略的な提携も強化する」と再建策を発表した。なお、その他の傘下ブランドは全体に好調で、売上高を伸ばしているという。

ウバルド・ミネッリ(Ubaldo Minelli)最高経営責任者は、「18年は“リセットの年”だった。当社には長期的な目標があり、それを実現するための戦略もある。傘下ブランドの成長を促進するための投資計画も策定されている。また、新たな機会を検討できる財政状況にある」と語り、買収を行う可能性を示唆した。同社は、財政難のため事業再建策を裁判所に提出したロベルト・カヴァリ(ROBERTO CAVALLI)の買い手候補として以前から名前が挙がっている。なお、OTBの子会社であるスタッフ・インターナショナル(STAFF INTERNATIONAL)は、「ロベルト カヴァリ」のコンテンポラリーラインである「ジャスト カヴァリ(JUST CAVALLI)」とライセンス契約を結んでいる。

またOTBは今後3年間でおよそ2億ユーロ(約250億円)を投じ、180店の新規オープンなどの販売網の増強のほか、各市場における販売チャネルや物流の強化といった事業開発に取り組むという。

「タロウホリウチ」のメンズ「TH」がデビュー アディッション アデライデで先行販売

「タロウホリウチ(TARO HORIUCHI)」の堀内太郎は2018-19年秋冬に、メンズブランド「TH」をスタートする。デビューコレクションは、モノトーンを基調に実用性、快適さ、規律、品質を意識したシャツやテーラードジャケット、パンツ、コート、レザーバッグ、ベルトなど。鮮やかな色柄が特徴的なウィメンズコレクションとは打って変わって、クリーンでミニマルなアイテムがそろう。ルックは、マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)やラフ・シモンズ(Raf Simons)と一緒に仕事をしてきたベルギーの写真家ロナルド・ストゥープ(Ronald Stoops)が撮り下ろし、パーカやTシャツなどの一部ウエアにはルック写真をグラフィックとして採用している。

堀内はアントワープ王立芸術学院在学時、当時の学長で同校の名物教授であるリンダ・ロッパ(Linda Loppa)から「メンズウエアを発表したほうがいい」との助言をきっかけに、卒業コレクションでメンズウエアをデザインした経緯があるという。「日本に帰国し、『タロウホリウチ』を立ち上げ、レディースウェアを発表していくなかでも、メンズコレクションを発表できる機会を常に探していた。レディースコレクションのデザインには、時代のなかで変容していくフレッシュな感覚をデザインに込める楽しさがある。また、着る人の美意識や志向に常に変化が起こるところも面白いと感じる。一方、メンズコレクションでは、自分の根底にある変わらない世界観と美意識を軸に表現したい。継続的かつゆっくりとした時間のなかで深めていく“シンプル”なコレクションを作りたい」とコメントしている。

Tシャツが1万6000~2万2000円、シャツが3万4000円、ニットが3万6000~6万3000円、ジャケットが4万4000~8万8000円、パンツが2万8000~4万4000円、コートは12万~13万円、バッグが2万8000~7万8000円など。

7月21~27日に神宮前にあるセレクトショップのアディッション アデライデ(ADDITION ADELAIDE)でインスタレーションを開催し、先行販売する。20日にはオープニングレセプションを開催。「TH」のティザーサイトのメール配信に登録した人の中から抽選で入場者を募っている。

8月1日以降はエディフィス東京やミッドウエスト、オープニングセレモニー、リステアなどの店舗の他、「TH」の公式オンラインストアでも取り扱う。

インスタでファン獲得 5.5万フォロワーを渋谷109の店舗に 「スワンキス」水嶋ひかる

ピンク色の髪、大ぶりな丸メガネ、フリルのついたスイートな服──いかにもSNS映えしそうなルックスの「スワンキス」渋谷109店のビジュアルスタッフ、“ひかぷぅ”こと水嶋ひかるさんはインスタグラムやツイッターなどのSNSを駆使する新しいタイプの販売員だ。合計11万5000に達するインスタグラムとツイッターのフォロワーをリアル店舗に呼び込んでいる。

インスタグラムやツイッターの投稿はファッションや大好きな激辛フードの情報が入り交じる、イマドキのインフルエンサーだ。だがインタビューでは、質問にはっきりとした声と笑顔ですぐに答え、意地悪な質問にもよく考えた上で自分の言葉で返してきた。セルフ・プロデュース力の高さに加え、販売経験も豊富なアパレル販売員なのだ。

ファッション週刊紙6月25日号販売員特集で紹介した販売員の一人、ひかぷぅのインタビューをお届けする。

販売員になったきっかけは?

高校生の頃によく行っていた、札幌のファッションビルのショップ店員さんのファッションとかオシャレなオーラを見て、「私もいつか絶対こうなりたい!」って思っていました。ショップ店員さんって、ファッションビルの外にいてもすぐにわかるじゃないですか?「あ、この人あのブランドのショップ店員さんだ」って。

「スワンキス」の販売員にはどうやって?

上京して、あるマルキューブランドで11カ月ほど販売員をやっていたのですが、そのブランドが休止することになってしまって。でもちょうど「スワンキス」が初の店舗をマルキューにオープンするということでバイトを募集してて、普通に応募しました。

インスタやツイッターはいつから?

ツイッターは前からやっていましたし、販売員になったころはクルーズブログやミクシィブログもやっていました。いまもSNSはいずれもプライベートのアカウントです。販売員になりたての頃は試行錯誤で、自撮りとかを載せてましたが、あまり販売にはつながりませんでした。変わったのは4年前くらいに動画配信するようになってから。フォロワーも増えて、ファンの子たちがお店に来てくれるようになりました。今はやっぱりインスタの影響力が大きいです。

現在、SNS経由でどのくらいの人がお店に?

私の場合、店頭の売り上げは6割がファン、4割がそれ以外のお客さまという感じです。ファンの方々は中高生が多くて、商品を買っていただいて一緒に写真を撮ったりサインをしたりと、コト重視のお客さまだと感じています。それ以外のフリーのお客さまに関しては普通のアパレル接客と同じで、サーッといろんなアイテムをなんとなく見ているお客さまはたまたまお店に入られた方なので、着用されている服の話から入ったり、特定のアイテムを見ていたら色違いの服を提案したり、コーディネートを提案したり、とお客さまの行動を分析して接客しています。基本的にフリーのお客さまの方が客単価は高いです。

いま、販売員の仕事にSNSは欠かせないツールだと思う?

うーん、そうですね。でも、私はもしSNSをやめたとしても販売員は続けていると思います。お客さまにぴったりのかわいい服を選んでハッピーにできる販売員のお仕事がすごい好きだし、SNSではできないと思います。
ファンの中には、インスタで見たひかぷぅ着用アイテムを買いに来るファンも多いと思うが、似合わない場合もあるのでは?

あまりそういうケースはないです。仮にそうだとしても、その場合は違うアイテムやコーディネートをオススメします。ファンの方が私と同じ服を欲しがってくれるのはうれしいですけど、結局服は似合わなければ着ないですし。例えばその日に着ている服やお手持ちの服にカジュアルな服が多かったりする場合は、そうした服にも合わせやすいデニム系のアイテムや、お手頃な価格のスマホケースや指輪をオススメしています。「スワンキス」は指輪を1500円から用意しているので。販売員をやっていると、お客さまに似合う服や必要なアイテムをオススメするということが本当に大切だと実感します。SNSはきっかけであって、ファンになっていただけるのは、実際に接客をしてきちんと似合う服を選び、(お客さまが)着て満足してくださってからだな、と。

インスタを見ていると、「スワンキス」関連の投稿はあまり多くない。

ブランドの公式アカウントがあるので、店内で撮影した写真などはそちらに上げています。店舗では私に限らず、販売員同士で手が空いているときにお互いに撮影し合って、公式アカウントに写真を上げています。私のアカウントは私のことを知ってもらうことが重要で、例えば真ん中の列は大好きな激辛フードの投稿って決めています。激辛関連の情報はかなり網羅していて、そちらのハッシュタグからファンになっていただく方も最近は増えて嬉しいです。

今後は?

販売員のお仕事は続けながらタレント的なお仕事もやる、ショップ店員兼タレントが夢の一つです。2016年からは芸能プロダクションのプラチナムに所属して、雑誌やテレビのお仕事も始めています。ただ、タレントのお仕事は急に入ってくるので、シフトに穴をあけて他の販売員に迷惑をかけるのが申し訳なくて。でもなんとか両立していきたいと思っていますし、そのためにもっと接客の技術を磨きたいと思っています。

SNSの悩みはある?

悪意のある投稿やウワサはやっぱり怖いです。フォロワーの数がある一定数以上になると、お店の外で自分が知らないうちに撮影された写真が投稿されたり、プライベートなことを書かれたり、一時期はかなり悩み、SNSをやめようかとまで思いました。今は割り切るようにしています。

「ロエベ」がイビザ島の伝説的ブティックとコラボ第3弾発売 循環型ポップアップを日本で開催

ロエベ(LOEWE)」は、1980年代から90年代を象徴するブティック「パウラズ イビザ(PAULA’S IBIZA)」とのコラボ第3弾を4月15日に発売する。

2019年夏コレクションでは、「パウラズ」の遊び心あるプリントをボヘミアンなビーチスタイルに取り入れたウィメンズとメンズのレディ・トゥ・ウエア、アクセサリーを用意。生地には純リネンやサイザル麻、コットン・リネンブレンド、テリー織りのタオル地、しわ加工を施したジャージーなど自然な風合いを引き出したものを用いた。手編みの生地が持つ感触や細やかな技術を、エアリーなスカートやバルーンスリーブのマキシドレスなどシンプルなアイテムで表現することで、クラフトに対する「ロエベ」の姿勢を表した。

アクセサリーは、高い機能性を備えたスキューバスイムウエアやフラワープリントを施したビーチハットなどを展開。バッグにはクッションバッグとバムバッグ(ボディーバッグ)が新たに加わる。

また、移動式トレーラーによる循環型のポップアップストア「パウラズ ロード トリップ」を4月18日〜6月9日に開催。「パウラズ イビザ」のキャンペーンで使用したプリントでラッピングしたトラックとトレーラーが、東京や名古屋、大阪、神戸、福岡の日本全国5都市7カ所を巡回する。

スペインのイビザ島の旧市街にあった「パウラズ イビザ」は、72年から2000年までイビザスタイルの中心地だったブティックで、ボヘミアン風ドレスやブラウスはカルト的な人気を博した。