ファッション・ウイークはランウエイショーだけじゃない

みなさん、こんにちは。昨日は、ついに1日日記を休んでしまいました(苦笑)。いよいよ、限界が近づいております。携帯電話で言えば、今の充電は「18%」くらい。もう、電池は赤色、そんな感じです。

ということで、今日は趣向を変えまして、ファッションショー以外の取材からスタートしてみました。

今日の朝イチは、10月21日にマンハッタンにグランドオープンする百貨店ノードストロム(NORDSTROM)の内見会。と言っても、前日の9月9日に建築が一段落、什器と商品の搬入はこれからという段階ですから、まだ全貌はつかめません。とは言え、地下2階・地上5階、合計7層の百貨店のオープニング取材なんて、もしかしたら僕の記者人生の中で最初で最後かもしれません。日本では、改装はあれど、新装なんてないですからね。

改装の詳細については、コチラの記事をご参照。EC化率が30%を超える百貨店は、「ヴァンズ(VANS)」から「ヴァレンティノ(VALENTINO)」までが一堂に会するシューズフロアや、全面ガラス張りの壁面など、日本の百貨店とは全然違いました。

ノードストロムの内覧会が予想以上に長く、しかも「セオリー(THEORY)」はプレゼンテーションと思いきやランウエイショーだったようで、間に合わず……。残念でした。

お次は、「ガブリエラ ハースト(GABRIELA HEARST)」。世界的な売り上げはようやく10億円越え。ゆえに日本での知名度はまだまだですが、今年の頭にはLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY- LOUIS VUITTON以下、LVMH)が擁する投資ファンドのLVMHラグジュアリー・ベンチャーズ(LVMH LUXURY VENTURES)が資金を注入した注目ブランドです。ちなみに彼女のダンナ様は、出版社ハースト・コーポレーション創業者の孫であるジョン・オーガスティン・ハースト(John Augustine Hearst)。つまり、ええトコの奥様なのです。

出自で人をジャッジするつもりはありませんが、ええトコのお嬢様や奥様は、ラグジュアリーのセンスと、社会的な使命感の双方を得るに恵まれた環境にあると思います。彼女はまさしくそんな環境を生かした人物で、サステイナブルなモノ作りに基づくラグジュアリーが、セレブを魅了しています。

今シーズンもオフホワイト、つまり余計に漂白していないリネンを使い、ダーツを複数走らせることで体にフィットするシルエットを手に入れたジャケットなどを提案。ハイゲージのサマーコットンを天然染料でカラフルに染めたタンクトップやマルチなカラーブロッキングのワンピース、編み込みやフィッシュネットと組み合わせたトレンチコートやドレスなど、オーガニックなムード漂う手仕事ウエアを連発しました。

そして出ました、今シーズンのマストハブ、ハンカチーフワンピです。「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」や「トリー バーチ(TORY BURCH)」でも登場。嫌いな人なんていない、清涼感と清潔感たっぷりのワンピは、フィット&フレアシルエットを楽しみたいものです。

昨晩拝見した「トム フォード(TOM FORD)」の展示会へ。

昨日のトム様、非常に多くの刺激を得てコレクションに至った様です。アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)やモデルのイーディー・セジウィック(Edie Sedgwick)がマンホールから出てくる時を捉えた1965年の写真、イーディーが身につけたシルバーのブラジャー、リュック・ベッソン(Luc Besson)の映画「サブウェイ」……etc。他にもイタリアの映画、「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」のコレクション、(息子には着せないけれどw)クラスメートが着るだろうナイロンのバスケットボールショーツ、カリーヌ・ロワトフェルド(Carine Roitfeld)のインスタグラムなど、過去から現在、アートからストリート、そして男性から女性、さまざまから得た刺激をモリモリ加えたそうです。なるほど、いかようにも変幻自在なスタイルの源は、多彩な着想源にあったんですね。

次まで歩いて移動しようとすると、目の前にはバーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)。この記事のように、最近日本の民事再生法相当する法律の適用を申請つまり破たんした名門です。

入り口には、「私たちは倒産しましたが、まだ営業しています。これからも皆さんに文化を紹介します。これでお別れではありません」というメッセージ。中は、そこそこ賑わっていました。

破たんの主因は、ここニューヨーク・マディソンアヴェニュー地代などと言われますがどうでしょうかね?正直、「マノロ ブラニク(MANOLO BLAHNIK)のパンプス積み上げたディスプレーとか見ると、「え、もったいない」と“罪の意識”が湧いてしまいますが、皆さんはどうでしょうか?高価なもの、ゆえに長く価値があるべきものを積み上げるディスプレーには共感できませんでした。

店内にも入ってみましょう。地下ビューティ売り場の販売員は、そろって皆フレンドリーです。ただ、“手ぐすねを引いて待っている”感じがある。「カモられてる?」そうも感じます。

朝イチのノードストロムとは、なにかが違います。キラキラしているのは、バーニーズです。でも、今買い物するならノードストロムなのかも。「私たちの世界にようこそ」というバーニーズと、「あなたの世界にジョインして良いですか?」というノードストロム、そんな感じがしてしまいました。

ちなみに、これはアメリカの話。日本のバーニーズは、資本も含め、今はけっこう別モノです。

毎回恒例、ランウエイショー前日の「マイケル・コース コレクション(MICHAEL KORS COLLECTION)」のプレスカンファレンスへ。デザイナーのマイケル・コースが、ユーモア交え、事前に数ルックだけ見せてくれながら、さまざまを語ってくれました。

これ、毎回楽しいんです。マイケルは人気TV番組「プロジェクト・ランウェイ(PROJECT RUNWAY)」に出演していたことも手伝い、トークが完璧。ユーモアを交えながら、明日発表するコレクションについて話してくれました。その中身は、この次の記事でお楽しみに。

こちらも、先日拝見した「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」の展示会へ。もともとアクセサリーデザイナーだったニコラ・グラス(Nicola Glass)体制になってから、デザイン性と機能性を兼ね備えたバッグが増えました。ここでは、その写真をどうぞ(笑)。

全米最大の百貨店メイシーズ(MACY’S)の旗艦店をブラブラしながら、「コーチ(COACH)」のショーへ。会場は、ハドソンヤード。最新ショッピングスポットながら、所有者がドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領に政治献金しているため、イロイロ言われている施設です。「コーチ」は、そのドタバタ劇の前から、ここに本社を構えています。

スチュワート・ヴィヴァース(Stuart Vevers)、大胆なクリエイションの方向転換です。

今まで「コーチ」と言えば、シフォンのガーリーなドレスにボリュームコートのレイヤード。そこにフリンジやスタッズでデコったアクセサリーをプラスするスタイルでしたが、まずはシルエットが激変。色も随分大人っぽくなりました。バッグもシンプル路線です。コレは、なかなか思い切った決断です。特にアクセサリーは、ここ数年の努力でデザイン性の高い、比較的高単価のバッグが売れてきた「コーチ」。このシンプル回帰は、ビジネスにどう影響するでしょうか?とは言え、いつでも、どこでも、誰でも使えるシンプリシティと、スマホ時代らしいサイズ感は、時代の流れをちゃんと掴んでいる証拠。この変化は、吉と出るか、凶と出るか?その後、来場者の反応をイロイロ聞きましたが、賛否両論です。でも、それで良いんじゃないか、と思います。一番怖いのは、無反応、な世の中です。

ショーには、モデルとして水原希子ちゃんも登場。1年前より堂々としたウォーキングで、周りのモデルと比べても遜色がありません。

さぁ、今日のゴールも近づいてきました。お次は「オスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」。会場には、リンゴやオレンジ、それにレモン。フルーツいっぱいの会場は、「マンサー ガブリエル(MANSUR GAVRIEL)」と一緒だな。

ドレスは、そんなフルーツ同様、元気いっぱいのビタミンカラー。ミニ丈やベアトップも多く、どんどん若くなっています。

さぁ、最後はジャック・マッコロー(Jack McCollough)とラザロ・ヘルナンデス(Lazaro Hernandez)の「プロエンザ スクーラー(PROENZA SCHOULER)」。前回同様、ボックスシルエットでラペルの大きいジャケットを軸とした、1980年台のキャリアウーマンスタイルです。80年代のワーキングウーマンとは、2人のお母さん世代。クリエイションをパーソナルな家族と結びつけるのは、コレクションの共感性を高める良き手段です。

前回は着脱自在なパーツウエア、まるで部品のような、洋服ともアクセサリーとも言えるハーネスのようなアイテムを組み合わせることでモード感を高めましたが、今回はドレープするインナーを組み合わせる程度で比較的シンプル。マニアック感は薄れ、永続性を手に入れました。たくし込み、結び、垂らすことで手に入れるドレープは、このブランドの真骨頂。ラペルの大きなフォーマルも、パンツが柔らかくドレープするだけで身近に感じられるモノですね。

モスキーノ2020年春夏ミラノ・コレクション

「モスキーノ(MOSCHINO)」は、ジェレミー・スコットの就任以来、パーティーさながらのショーを繰り広げ、刺激的なパロディーやインパクト大のキャラクターを打ち出してミラノのファッションシーンを盛り上げてきた。ただ、先シーズンフォーカスした“クマちゃん”は、普遍的なアイコンなだけに正直インパクト不足は否めず。飽きっぽいファッション業界人が醸し出した空気をジェレミーも察知したのか、今シーズンは会場演出にこれまで以上に力を入れて世界観を作り込み、再びハッピーなモスキーノ・ワールドへ観客を引き込んだ。

舞台は、架空の工事現場とコイン洗車場。“ストリート・クチュール”を標榜する「モスキーノ」にぴったりのシチュエーションだ。大きなコイン洗車機が2台設置され、周辺は工事現場のごとく三角コーンや信号機などが置かれている。標識はよく見ると、「STOP」ではなく「SHOP」だったり、「ハイヒール禁止」の絵表示だったり。工事中を知らせるネオンサインは「EXPECT DELAY」(ショーのスタートが遅れるという意味)、や「CLOTHED FOR CONSTRUCTION」(CLOSEDとCLOTHEDをひっかけている)などとシャレが効いている。

ファーストルックは、今回もノーカラージャケットとスカートのセットアップで、あくまで“クチュール”がベースにあることをアピール。ただし、カラーパレットは道路工事の現場そのものだ。アスファルトのグレーに、危険を知らせるネオンオレンジやイエロー。そこに、反射テープ風の切り替えでアクセントをつける。花柄レースのワンピースもイエロー×オレンジのボーダーで目に刺激的だ。バッグはチェーンがついた三角コーンや黄色いヘルメット、危険を知らせる標識風など。電動工具をチャーム代わりにしたバッグもある。

後半はシーンが切り替わり、ランウエイのコイン洗車機が突然回り始めると、“カーウォッシュ”バーションの新作が登場。容赦なく、勢いよく回るブラシの間をすり抜けるようにモデルたちは歩き、時に踊りだす。着ているのはカラフルなブラシのような黄色い羽根のドレスや、洗剤のパッケージ風ドレスなど。「パワーパフガールズ」のキャラクターも飛び出し、フィナーレに向けてショーはどんどんヒートアップしてゆく。

最後は大量の泡風船が舞い上がるなか、少し表情の固いジェレミーが登場。喝采を受けると笑顔に変わりバックステージへ戻って行った。

デルヴォー「マグリットコレクション」ルネ・マグリット

デルヴォー(DELVAUX)は、ルネ・マグリットの作品にインスピレーションを得た「マグリットコレクション」を全国のデルヴォーブティックにて、2019年5月15日(水)より発売する。

シュルレアリスト「ルネ・マグリット」

ルネ・マグリットは、ベルギー出身の20世紀美術を代表する芸術家。現実的にはありえない場所に置かれていたり、ありえないサイズで描かれる手法「デペイズマン」を巧に利用したシュルレアリストで、言葉やイメージ、時間、重力などが持つ固定概念の枠を飛び越えた独特の世界観で人気を集めている。

代表作は《ゴルコンダ》《空の鳥》など。2015年に東京・京都で行われた、大規模回顧展「マグリット展」の開催も記憶に新しい。

デルヴォーは、ルネ・マグリットの作品に敬意を示し「マグリットコレクション」を展開。ルネ・マグリットの作品から《ゴルコンダ》《山高帽の男》《約束》《恋人たち》をピックアップして作品の世界観をデルヴォーのレザーグッズに落とし込んだ。

デルヴォーのアイコンバッグ「ブリヨン(Brillant)」は、シックなブラックカラーだが、フラップを開けると青空が飛び出すユーモラスな仕上がりだ。

トロンプルイユ ラ コルド ソンシブル ボックスカーフ 62,000円 +税(コインケース付き)
トラベルウォレットとポーチには“トロンプ・ルイユ(だまし絵)”の手法を取り入れた。ポーチは2重になっていて、一見雲のモチーフに見えたものも、中のポーチをスライドさせると鳥が現れたり、山高帽のポーチの中から三日月が顔を出したり…プレイフルな仕掛けが施されている。

革小物はカラーバリエーションが豊富で、ノアール、ネイビー、アイボリー、シエル、ヌードと様々なカラーで展開される。

また、今回のニュースは、デルヴォー「マグリットコレクション」からメンズラインが新登場となること。レディースに続く形で2019年秋からの展開を予定している。

バッグのハンドルは、山高帽の輪郭を思わせるラウンド型であったり、バッグの裏地に《ゴルコンダ》を配していたり、マグリットの鍵穴のモチーフをさりげなく象ったり…とレディースに負けず遊び心たっぷり。落ち着きのある雰囲気で、マグリットの世界観を楽しめるようになっている。

デルヴォー「マグリットコレクション」
取扱店舗:全国のデルヴォーブティック
発売日:2019年5月15日(水)
※メンズは2019年秋~。
<アイテム例>
ルーモア シエル 901,000円
ブリヨン ダン レ ニュアージュ 764,000円+税
タンペート ダン レ ニュアージュ 738,000円+税
ポシェット A4 トロンプルイユ シャポー メロン ボックスカーフ 206,000円+税(クラッチ付き)
トロンプルイユ ラ コルド ソンシブル ボックスカーフ 62,000円+税(コインケース付き
マグリット コンピューターバッグ トリヨン ソフト ボックスカーフ 437,000円+税
マグリット トートバッグ トリヨン ソフト ボックスカーフ 397,000円+税
マグリット Dオフ トリヨン ソフト 478,000円+税<2019年秋発売予定>

革新的でサステイナブルな革エコーレザーが上陸

オランダのレザーメーカー、エコーレザーは6月5日、東京にショールームを開設した。常時250種類のサンプルをそろえ、日本に向けた販売を始める。エコーレザーはデンマーク発シューズブランド「エコー(ECCO)」の自社工場であり、現在は他のブランドに向けてレザーの販売も行っている。

同社は、革新性とサステイナビリティーを念頭に置いたモノ作りが高く評価されており、ラグジュアリーブランドをはじめアップル社やロールス・ロイス社といった名門企業にレザーを供給する。オランダ・ドンヘンにある革なめし工場にはR&Dセンターを併設し、日々実験的なレザーの加工に取り組み、これまでに透けるレザーの“アパラシオン(APPARITION)”や熱で色が変わる“クロマタファー(KROMATAFOR)”などを開発し、商品化している。2018年には、大量の水が必要とされるなめし工程でほとんど水を使わない技術“ドライタン(DriTan)”を開発。節水だけでなく、化学物質の使用を最小限に抑えることにも成功し、オランダ工場では年間600トンの汚泥の削減に成功した。また、その技術を競合他社に無償で提供している点も評価されている。

ショールームの開設に合わせて来日したパノス・ミタロス(Panos Mytaros)=エコーレザー代表兼エコー上級副社長に、技術開発の進捗と日本での展望を聞く。

パノス・ミタロス=エコーレザー代表兼エコー上級副社長(以下、ミタロス):年間で約2500万リットルの水を節約できるようになった。これは9000人が年間に必要とする水の量に匹敵する。最終目標は水に使わずレザーを作ること。現在取り組んでいるのは水を用いない染色で、機械や薬品の開発をしているが、試行錯誤の連続だ。

その通り。特にラグジュアリー部門が伸びている。しかし、売上高は前年比10%増程度に抑えるようにしている。それ以上になると組織自体を変える必要が出てくるからね。今はレザーの価値をさらに高めて成長することを目標にしている。強調したいのは、私たちは宣伝のためにサステイナビリティーを追求しているわけではないということ。ブランド側からサステイナブルであってくれと言われているからでもない。私たちは信念を持ってやっている。人間が生きている以上、地球は汚染され続けるといわれているけれど、私自身はそれを信じていない。人間もクリーンでいることはできる。私たちは環境への負荷を軽減することが使命だと考えている。

正しいことをしているという自信があるし、それが僕の使命だと思っている。「エコー」創設者のカール・ツースビー(Karl Toosbuy)も同じで、それが「エコー」のカルチャーだ。いい技術を開発してシェアすることは業界自体を盛り上げることになるし、結果的にいい商品がたくさん生まれるでしょう?

先ほどの水や薬品の使用量を減らすことに加え、素材という意味では、原料となる動物がどこで育ちどこで買った革かが分かるトレーサビリティーを確立している。もちろんエシカルに育ったという点もポイントにしている。工程の消費電力の削減はもちろん、19年末までにはオランダ工場は、太陽光発電とゴミから作るバイオガスの自社発電で100%賄う。当社のその他のタイ、インドネシア、中国の工場も順次切り替えていく予定だ。例えば、中国やタイの工場ではすでにソーラーパネルを設置しているし、インドネシアの工場はバイオガスを用いている。全ての工場で自社発電100%になる計画だ。

ゴミを最小限に減らし、クリーンエナジーを用いて、1年後には生分解するレザーかな。そのためにあらゆる工程で薬品を取り除く努力をしている。新しい薬品の開発にはとても時間がかかるし、開発できたとしても同じ色が出るかどうかは分からない。クオリティーを担保しながら取り組んでいるところだよ。例えば、透けるレザーの“アパリシオン”は100%ケミカルフリー。ただしグリセリンを用いているからのりは使えない。だから縫うしかないのだけれどね。革新的なことをするにもサステイナブルな方法を常に考えている。私の夢の一つは、一人一人のカスタマーの要望に応え、彼らが指定した色を店の中で作ってすぐに渡すこと。(親会社のエコーは)コンフォートシューズ“クアントゥー”でやり遂げたよね。

日本にはクリエイティブなデザイナーがたくさんいて、彼らは素材の限界を超えるようなリクエストをするでしょう?素材の良さを生かせる力もある。新しいイノベーションが生まれるところだと考えていたから。実は2年前に日本で開いたワークショップで、そこに集まったクリエイターたちの能力の高さにとても驚いたんだ。彼らとなら新しいものが作れると直感的に思ったし、そこから日本支部を作りたいと思いはじめ、ようやく実現できたというところかな。

もちろん販売はする。だが、ベーシックなレザーをとにかくたくさん売ろうと思って日本に来たわけではない。日本には、さまざまな意見を出し合いながらモノ作りをする文化がある。そうした革作りをしたい。究極を言うと、一般の人が小ロットでも買えるような環境をつくりたい。和紙工房から和紙を1枚買うような感覚でね。もちろん、意義のある取り組みかどうかも検討する必要はある。

われわれには、純粋なクリエイティブマインドを持った人と取り組みたいという気持ちがあるんだ。だからニューヨーク、ロンドン、パリ、デンマークのファッションスクールの学生たちと取り組んでいるが、それを日本の学生ともしたいと考えている。具体的にはインターンのような形で学生をオランダの工場に招き、3カ月ほどの滞在で、技術に触れてもらいながら最終的には自分の作品を作ってもらっている。学生はレザーとのタッチポイントが少ないので、学生の可能性を広げたいとも考えている。

“バルセロナで一番美味しいパエリア”が渋谷に海外初出店

トランジットジェネラルオフィス(以下、トランジット)は、スペイン・バルセロナのシーフードレストラン「チリンギート エスクリバ(XIRINGUITO Escriba)」を9月13日開業の「渋谷ストリーム」3階にオープンする。

「チリンギート エスクリバ」は1992年にバルセロナにオープン。多くの地元住民が勧める“バルセロナで一番美味しいパエリア”として、25年以上愛され続け、海外セレブリティーのファンも多いレストランだ。今回オープンする渋谷ストリーム店は、海外初店舗になる。

「チリンギート エスクリバ」のパエリアは、本国の味を再現するために水分量が少なく、堅さが特徴のボンバ米を使用し、オーブンではなく、17分間直火だけで炊き上げる。そうすることで、米一粒一粒に魚介やチキン、野菜などの濃縮スープが浸透する。エビやムール貝、あさり、白身魚を使った代表的な“エスクリバパエリア”やショートパスタで作る“イカスミのフェデウア”など計8種類のパエリアがそろう。価格は3〜4人前で3000円台〜。

パエリアに加え、エアバッグに見立てたクリスピーなパンの上にスペイン産のイベリコ豚の生ハムをのせた“エアバッグ”やガーリックを効かせたアリオリソースと辛味のあるブラバソースをかけたフライドポテト“パタータスブラバス”、柑橘風味のカスタードに砂糖をかけて焼いた自慢のデザート“クレマカタラーナ”などを用意する。また日本限定ドリンクとして、純米酒をベースにパイナップルジュースとラズベリーリキュール、隠し味のジンジャーを加えた“日本酒のサングリア”も提供する。

運営は、トランジットが設立したエスクリバ ジャパンが行う。社長は、垂水謙児トランジット取締役副社長が務める。

ソニーが画期的な消臭機能を持つ繊維 リチウムイオン電池研究で発見

ソニー(SONY)は、消臭機能に優れた画期的な炭素材料「トリポーラス(TRIPOROUS)」の繊維・アパレル向けの用途開発を本格的にスタートする。アパレル物流企業のミツヤコーポレーション(大阪、中辻晶彦・社長)と組み、糸や生地を製品化。2月3~6日にドイツのミュンヘンで開催される世界最大のスポーツ見本市ISPOでブースを出展する。「トリポーラス」はソニーが世界で初めて商品化したリチウムイオン二次電池の高性能化のための研究開発の過程で誕生した、もみ殻を原料にした炭素材料。優れた消臭機能とサステイナビリティーを武器に、アパレル分野での拡大を目指す。

「トリポーラス」は通常の活性炭にあるマイクロ孔(2nm以下)に加え、より大きなメソ孔(2~50nm)とより小さなマクロ孔(約1μm)の3種類の細かい多孔(ポーラス)を持つ。これにより、水質汚染の原因となる有機分子やアレルゲン、酵素などの小さなタンパク質など分子量の大きな物質から有機塩化物や農薬などの低分子化合物まで、高速吸着が可能だという。水や空気の環境浄化や、防臭・消臭・除菌効果を活かせるトイレタリー、化粧品や薬剤、衣類・布製品など幅広い分野での応用が期待され、2014年度には発明協会から「21世紀発明奨励賞」を受賞している。日本では年間200万トン、世界で1億トン以上排出されている余剰バイオマスであるもみ殻を有効活用することで、SDGs(持続可能な開発目標)やESG(環境・社会・企業統治)などの社会貢献が期待されている。製品化や量産化にめどが立ったとして、「トリポーラス」の製品化や協業を検討する企業や、基礎・応用開発を行う研究機関などを募集するなど、特許を生かした、幅広いライセンス展開を進めていた。

提携先の一つであるミツヤコーポレーションは物流企業だが布オムツの製造・販売が祖業であることから、消臭製品などを協業で開発する「臭いXラボ(ニオイXラボ)」をスタート。介護消臭スプレー「ナノケア」などを商品化している。「トリポーラス」は紡績糸の原料になる綿(ワタ)をオーミケンシと、糸を紡績メーカー新内外綿と組んで製造。並行して性能評価と特徴の見極め、最終商品化のイメージ訴求のための生地見本作りや製品見本作りを行ってきた。「市販の消臭製品と比べてみたところ、短時間消臭試験と消臭機能持続性試験において大きく上回っている結果が出た。洗濯しても効果が持続する」とミツヤコーポレーションの鈴木利正「ニオイXラボ」室長。まずはアウトドアスポーツ用として提案すべきと判断し、ISPOへの出展を決めた。

これまでカットソーの糸・生地を開発してきたが、今年は布帛用の糸・生地の開発と不織布や中綿ロール、ダウンとの混合などの開発などを行っていく考え。「トリポーラスの性能を正確につかみ、サステイナブルな自社商品の武器として考えられる企業とタッグを組んでいきたい」という。

メイクアップの重鎮オリヴィエ・エショードメゾンが現代のクリエイターにメッセージ

メイクアップ界の重鎮、オリヴィエ・エショードメゾン(Olivier Echaudemaison)77歳。2000年からメイクアップクリエイティブ・ディレクターを務める「ゲラン(GUERLAIN)」では、09年に“唇のためのジュエリー”をコンセプトにした「ルージュ ジェ」を、19年には香水のボトルに着想を得たデザイン性と、天然由来成分97%という肌への優しさや仕上がりが人気のファンデーション「レソンシエル」を生み出すなど、新しい着眼点を持ち続ける鬼才だ。50年以上もの間ビューティ業界の第一線に身を置き続けているオリヴィエ=メイクアップクリエイティブ・ディレクターが、現代のクリエイターに愛のある喝!を贈る。

(オリヴィエ=メイクアップクリエイティブ・ディレクターがのパリコレ特集を手に取る姿を見て)ファッションやメイクのトレンドはストリートからエレガンスに回帰しているようですね。

これらのメイクはエレガンスというより60〜70年代だね。ツイッギー(Twiggy)の時代だ。私にとって退屈なのは、過去からインスピレーションを受けるだけで、クリエイトする流れがないことだ。今は21世紀なのに、20世紀のものが延々とコピーされ続けている。メイクだけじゃなく、ファッションもそうだ。インスピレーションを受けるのは良いのだが、コピーするのは違う。そこが私は非常に残念に思う。

流行は繰り返すといいますが、確かにリバイバル的なトレンドは多いです。

クリエイターはビンテージからインスピレーションを受けているので、どうしてもコピーになってしまうのだろう。しかし、それだけは何かが欠けてしまう。

80年代、私はこれまでになかったものを作ろうとしていた。過去からインスピレーションを受けたわけではなく常に未来を見続けていた。80年代と比べると、さまざまな技術は進歩し、生活そのものが変わり、生きる枠組みすらも変わっている。40年前の日本も今とはずいぶん違うでしょう?暮らし一つとっても、20〜40代クリエイターの両親や祖父母世代の人たちの多くは、畳に座って生活していたはずだ。その時代のトレンドを、本当に今取り入れなければならないのだろうか?

過去のコピーは前進を生まない。パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)がキュビスム(20世紀初頭のフランスで生まれた前衛美術の潮流)を作る前の19世紀は、キュビスムなんて存在していなかった。だからこそ革命だと言われた。でも、ピカソも何かから刺激を受けていたはずだ。インスピレーションを受けるのはいいけれど、それに新しい解釈を加えていかなければならない。

今は創造的な革命が起こりにくい時代なのでしょうか。

いや、いろんなものが速く進むから今の方が簡単だと思う。以前は1週間かかっていたが、新しいネットワークによってパリやモントリオールのことが瞬時に世界中に広がっている。パリの情報はタイムラグなく、日本にも届いているだろう。つまり、大切なのはクリエイター一人一人が頭で考えることだ。先を見据えて考えれば革命は起こせるはずだ。

「ルージュ ジェ」も未来を見据えて作ったものですか?

「ルージュ ジェ」は10年前、21世紀の女性はどういったものを身につけるのだろうと想像して作った。バッグから口紅を取り出すと、次は鏡を探さなければいけないが、大きなバッグだと見つけにくい。そのため、口紅に鏡を付けてしまおうと思った。進化したバージョンはケースの色も豊富だし、口紅のカラーも選ぶ幅がある。ファッションに合わせてカラーを選んで、お気に入りのケースに収められる、アクセサリーのような遊び心を取り入れた。

私が常に考えているのは、今日の女性か未来の女性が必要とするものを作ることだ。その発想は口紅だけではなく、ファンデーションにもいえることで、「レソンシエル」は肌をケアし、保護しながら美しく肌を見せるファンデーションとして開発を進めた。ただ、この製品は革命というより“進化”だね。技術の進化によって作り上げることが可能になった、19年時点の技術を結集した最先端ファンデーション。しかし、このクリエイティブと機能性は、ファンデーションの歴史に刻まれることになるだろう。

老舗メゾンの伝統を生かしながら革新的な製品を作るのは苦労も多そうです。

「ゲラン」は200年近い歴史を持つが、決して過去にとどまっているメゾンではない。最初にリップスティックを作ったのも、初めて合成の香料で香水を作ったのも「ゲラン」だった。歴史があると同時に革新的で近代的なメゾンだ。だから私は約20年前、「ゲラン」がほかにはない特別なメゾンであり続けるために、何かをしようと思ってクリエイティブ・ディレクターになった。

そのため、「ゲラン」の仕事でも過去を振り返ろうと思わなかったし、十何年もアーカイブを見ることを拒否していたんだ(笑)。でもしぶしぶ見た時に、ほかでは見られない宝石のような作品に興奮した。そこで受けたインスピレーションをそのまま形にするのではなく、私なりに再解釈し、未来の女性たちを見据えて作り上げている。

クリエイターに必要な考えは“未来志向”ということですか?

例えば、日本でいうと「ジバンシィ」で一緒に仕事をしていたUDAメイクアップアーティスト。彼は信念と文化的な背景、情熱や、素晴らしいクオリティーを持っていて、彼をまたフランスに連れ戻したいほどだ。それぞれのパーソナリティーがあると思うが、どんな人であれ信念と文化的な背景、情熱、ビジョンは大切。

5年ぶりの来日ですが、日本の印象は変わりましたか?

表参道や銀座、街を歩く人がとてもスタイリッシュ。とても素敵で驚いた。素晴らしいファッションセンスを持っていて、パリの人たちより上をいっていると思う。これは嘘でもお世辞でもないよ(笑)。

日本独自の雰囲気、いろいろなものを混ぜて取り入れていくセンス、才能。例えば、中東やドバイ、アブダビなどでは雑誌を切り取って広告通りのファッションをする人が多いが、日本人は新しいものと古い物、値段の高いものと安いものなど、パリと同じように自分なりにミックスしている。おそらく東京は、今後も世界各国に影響を与えていく場所になるはずだ。

世界40カ国からブランドが集結 「ファッション ワールド 東京 春」

リード エグジビション ジャパンは、「第6回 ファッション ワールド 東京 春」を3月27~29日に東京ビッグサイトで開催する。

同展は世界中からウィメンズやメンズのウエア、バッグからシューズ、アクセサリーが一堂に集まる日本最大級のファッション総合展。6回目を迎える今回は初出展220社を加え、世界40カ国から750社が参加し、秋冬の新作4万9000点を出展する。

日本初上陸のブランドの中でも注目すべきは、メキシコのバッグブランド「ジュールス ドゥウィッジ(JULES DWIJ)」。リサイクルレザーとコルクで作るサステイナブルなバッグはオールハンドメイドで、レーザーカットによる彫刻のような作りも特徴だ。また、アルメニアのアクセサリーブランド「ファッションドラッグ(FASHIONDRUG)」も見逃せない。動物や花、昆虫などをモチーフにしたハンドメイドブローチは全て天然水晶で作られており、遊び心のあふれる独特な世界観。その他にも欧米やアジア、中東など世界各国から最新ブランドが集結する。

60人の新進ブランドの中では、デザインシャツブランドの「キーコ(KEYCO)」に注目だ。受注生産を中心とし、袖を通すだけで絵になるようなデザイン性が高く、かつ飽きのこないシャツを作る。そのほか、ボーダーが印象的な神戸発のアパレルブランド「ボーデ(BODE)」や、世界でも希少な吊り編み機で編み上げたジャケットブランド「チャート(CHART)」など、さまざまな日本の若手デザイナー・新ブランドが出展する。

今季のトレンドを見極めるだけでなく、製品やOEMの選定、バイイングまでできるイベントとなっている。公式ホームページで招待券の申し込みを受け付けており、当日の持参で無料となる。

大人に向けたガーリーな世界観 北欧発「セシル バンセン」が急成長

ふわっとしたエアリーなドレス、花柄のキルティングスカートやお菓子のようなビーズ刺しゅうを施したトップスなど、大人に向けたガーリーな世界観を提案するのがデンマーク・コペンハーゲン発の「セシル バンセン(CECILIE BAHNSEN)」だ。甘くドリーミーな世界観を持ちながらも、大胆に背中を開いたデザインや透け感のある素材を用いた、抜け感のあるスタイルが大人の心をつかんでいる。

スタートから3年半と若いブランドだが、世界に86アカウントの卸先を持ち、日本国内ではドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA以下、DSMG)、伊勢丹新宿本店、ユナイテッドアローズ、トゥモローランド、ビームスなどの有力店で販売。ロンドンの「シモーネ ロシャ(SIMONE ROCHA)」や「モリー ゴダード(MOLLY GODDARD)」などの大人ガーリー層に並び、日本でもじわじわとファンを増やしている。2017年にはLVMHプライズのファイナリストに選ばれたほか、ショーを発表しているコペンハーゲン・ファッション・ウイーク(以下、CFW)では目玉ブランドの一つで、「セシル バンセン」目当てにウィークを訪れるバイヤーやジャーナリストも多いという。

4月上旬、デザイナーのセシル・バンセンがDSMGのイベント「OPEN HOUSE」に合わせて来日した。イベントでは特別にコレクションの生地を使ったクッションカバーやミニカーテンを販売したなか、店頭に立って顧客と触れ合う時間を過ごした。

どのようにブランドをスタートさせた?

ずっと自分のブランドを持つことを夢見ていたんだけれど、まずは経験を積むことが大切だと思って、コペンハーゲンでファッションを学んだ後、パリの「ジョン・ガリアーノ(JOHN GALLIANO)」でプリントとテキスタイルを担当した。その後、ロンドンでウィメンズウエアの勉強をして、ロンドンの「アーデム(ERDEM)」ではデザインチームで経験を積んだの。そうしてデンマークに帰ってブランドを立ち上げて、軌道に乗ったところ。コペンハーゲンはカジュアルな服を着る人が多いけれど、あえてフェミニンとクチュール的な要素を合わせたユニークな服を作りたいと思ったの。

現在、販売中の19年春夏について教えてほしい。

子どもの頃の思い出や友情が着想源になっているの。幼い頃に友人に “友だちの印”としてプレゼントするビーズで手作りした“フレンドシップ・ブレスレット”(友情のブレスレッド)をイメージして、ビーズ刺しゅうを随所に施したのがポイント。イノセントな白を使いエアリーな印象に遊び心を加えたわ。

「スイコック(SUICOKE)」とのコラボレーションサンダルも発表した。スポーティーなサンダルにビーズ刺しゅうを施した理由は?

フェミニンな中に気軽な雰囲気も必要だと思ったから。ブランドとして靴を出すことも初めてだったし、他のブランドとのコラボレーションも初めてで、いいスタートを切れたと思う。「スイコック」のサンダルはビブラムソールを使った本格的なスポーツサンダルで、とても丈夫で気に入っているの。前にボーイフレンドとハイキングに出かけたときに早速このサンダルを履いていったの。彼には「その靴で大丈夫?」と聞かれたけど(笑)、山道もスイスイ歩くことができたわ。

エアリーなドレスは、ハリのあるコットンでふんわりとしたシルエットを出すなど、生地に触れると驚きがある。素材へのこだわりは?

100%コットンなんだけど、とても軽いでしょう?コットンでこういう形を作れることに誰もが驚くわ。私の大好きなフィルクッペ(カットジャカードの一種)は必ず毎シーズン使っているの。カットした部分が透明になってとてもきれいで気に入っているわ。

生産はどこで行っている?

生地はイタリアやスイスで、サンプルはデンマーク、商品はヨーロッパで作っている。生産工場とはとても緊密に連携していて、私も訪問して一緒に作業をしている。キルティングは全て手縫いで、ビーズも一つ一つ手で刺しゅうしていて、作るには愛情がいるから、素材やその生産国もとても慎重に選んでいるわ。最近パッチワークのドレスを作るプロジェクトをスタートして、今までだったら捨ててしまっていたような切れ端を活用しながら、一つだけのパーソナルな商品を生み出せることが気に入っているところ。今、サステイナビリティーについて考えることが重要だけれど、私の場合は生産の過程で自然にそうなっていると思う。

卸先も増えて急成長しているが、現在ブランドのチームの人数は?

1年前は3人だったけれど、現在は7人にまで増えてとてもうれしく思っているわ。営業や物流、生産チームができて、ここ半年でメンバーが強固になってきたの。これまでは私がデザインと生産の両方を見てきたけれど、今はデザインに集中できるようになったわ。

今後はオリジナルのシューズやバッグなどのアクセサリーも展開していく予定はあるか?

その必要性があると感じているわ。「セシル バンセン」でワードローブが完成するようにしていきたい。今はドレスがメインだけれど、今後はジャケットやアウターなどのアイテムを増やして、シューズやバッグも見せられるようにしていきたい。

白くてピュアな春夏コレクションから一転、最新の19-20年秋冬は黒が基調でダークなイメージに転換したのはなぜ?

春夏がとてもイノセントな雰囲気だから、よりダークで成熟したものにしたかったし、皆の予想を裏切るものを出したいと思ったの。コレクションで描いている女性が自分を見つけて大人になっていくというようなストーリーがあって、映画監督のデヴィッド・リンチ(David Lynch)の映画作品に出てくるような、森の中で迷子になっているような雰囲気を出したかった。あとは、デンマークの冬はとても暗くて寒いから、デザインしているときに私がそういう気分だったのかもしれない。

現在の販売先は?

卸では世界の86アカウントで販売しているわ。デンマーク、イギリス、アメリカ、日本、韓国、中国などでよく売れていて、日本はアメリカに次ぐ2番目に大きなマーケットになっている。最近、オンラインストアもオープンさせたの。将来的には、コペンハーゲンに小さなお店を開きたいと思っている。例えばドレスは6着だけ展示しているような、世界観を伝えるためのお店で、新たなストーリーを伝えるために展示内容をこまめに変えて見せていきたい。でも、いつになるか分からないから、今はまだ夢の段階の話よ(笑)。

現在はCFWで発表を続けているが、他の都市でショーを開くことも考えている?

今のところ、コペンハーゲンでうまくいっているから継続したいと思っているわ。私のコレクションを見るためにわざわざCFWに来てくれる方が多く、その注目度や関心の高さに今でも少し驚いているわ。次の春夏シーズンは8月の開催で、9月上旬に行われるニューヨーク・ファッション・ウイークよりも早い時期にやっているのにと思うと、なおさらね。インスタグラムで掲載した写真の反響もいつも大きくて、皆新作を待ち望んでいると感じる。だからいち早くコレクションを披露できるコペンハーゲンがあっているんだと思う。また、展示会はパリコレ中にも行っていて、バイヤーたちがコレクション画像をチェックした上で内容を把握して見に来てくれるのもメリットね。

コペンハーゲンにはデザイナーを支援するシステムがあるのか?

私はデンマーク・アーツ・カウンシルからアート部門の資金援助を3回受けられたから、とても助かったわ。年2回応募することができて、奨学金もしくは特定のプロジェクトへの資金援助が受けられる仕組みなの。例えば、ランウエイショーを行いたい時に出願できる。本来は、ファッションというよりアート寄りの財団なんだけどね。コペンハーゲンは、パリやロンドンなどと比べてまだファッション都市としては新しいから、若いデザイナーが参加しやすく、費用が比較的安くすむのでショーを開きやすい都市だと思うわ。あとは、アパレル企業や別の投資ファンドから投資を受けようと思えばそれも可能だと思うけれど、私の場合はブランドを立ち上げて3年半だからまだ早いかもしれない。今はブランドの方向性やDNAをしっかりと確立することにフォーカスしているの。将来的にはそういうこともあるかもしれないけれどね。

デザインスクールで教師を務めた経験もあると聞いたが、どのようなことを教えていた?

ブランドを立ち上げた頃は、デンマークのデザインスクールでファッションイラストレーションを教えていたわ。私自身も生徒から学ぶことが多くてとても楽しかったわ。

教師の経験や、実際にブランドを立ち上げてみて、デザイナーの道を志す人へアドバイスはあるか?

2つあるわ。まず、自分のアイデアを信じて、他人が言うことにあまり惑わされないようにすること。2つ目は先輩ブランドで経験を積んで知識を身につけること。学校ではファッションの生産や営業については教えてもらえないので、私は別のブランドで仕事をして学んだことがたくさんあった。ブランドを運営するのは本当に大変だし努力を要することだから、デザインなどのクリエイティブな能力以外にも必要なことを事前に知るのは大切ね。

憧れのデザイナーを挙げるとしたら?

クリストバル・バレンシアガ(Cristobal Balenciaga)と川久保玲ね。特に1950年代の「バレンシアガ」が大好きで、構築的で透明感のあるドレス、独特なプリントがその時代に特有なものなんだけど、現代でも色あせない美しさがある。2人のクリエイションには時代を超える魅力があると思う。

日本のファッションについてどう思う?デンマークとの違いは?

日本は殻を破った画期的なアイデアを持つデザイナーがたくさんいて、私にとって最もインスパイアされる国の一つ。道を歩いているだけでも、スタイリングや服の着方がユニークな人を多く見かけて、皆と同じ格好をしたがるデンマークの人々よりもファッションに冒険心があると思うわ。デンマークのファッションシーンは規模がとても小さいし、そもそもブランドの数も少なくて、スタイリングのパターンも1~2種類しかないのよ。日本には選択肢がたくさんあって、いろんな影響を受けられるんだと思う。それに日本人からはいつもファッションへの愛情を感じるの。どんな服を作り、どんな服を買い、それをどう着こなすかということにみんな関心やこだわりがあって、誰かが着ている服を見てどのブランドか分かっても、その人らしく着こなしていていいなって思うわ。

3度目の来日と聞いたが、今回はどこを訪れた?

春に来日するのは初めてで、桜を見ることができてとてもうれしかったわ。先日、ずっと行ってみたかった直島と京都に行くこともできたの。直島では3日間あったからアートを見て堪能する時間がたっぷりあったし、静かで美しいところだったわ。京都は豊かな歴史や信じられないぐらい美しい建物があって壮大な街だった。あと、京都で食べた豆腐とスープが本当においしくて、作れるようになりたい。

「暗闇エクササイズ」界の頂点!? RIZAPグループで悶絶のマッスルダイエット

さて今回は、2018年最後のジム連載!というワケで今年話題になった(!?)、RIZAPグループのエクササイズに潜入です。普段は男子禁制の暗闇フィットネスクラブ「エクスパ(EXPA)」にうかがい、レッスンを体験取材してまいりました。エクササイズ業界では、18年(もしかして去年?)の流行語間違いなしの「暗闇エクササイズ」。RIZAPグループの手にかかると、いったいどうなるのでしょう?

上のリンクにある通り「暗闇エクササイズ」は今、巷に続々誕生しています。その理由は、なんでしょう?

エクササイズ業界は“表向きの理由”を、「視覚に依存しがちな平衡感覚が鈍るためバランスを取るのが難しくなり、結果、体幹への働きが高くなるから」としています。もちろん、それは事実です。でも“本当の理由”は、女性は「苦悶している顔」や「すっぴん」を見られたくないから。なるほど(笑)。多くの「暗闇エクササイズ」が、女性限定なのもうなずけます。

そんな女性限定の「暗闇エクササイズ」の「エクスパ」は、2017年の11月にオープン。現在、関東に6店舗を構えています。そのコンセプトは「マッスル・ダイエット・スタジオ」。「筋肉をつけなきゃ、痩せない!」という実に当たり前な事実にフォーカスし、全身を引き締める「ボディメイク」、お腹周りに特化した「ボディツイスト」、スローな「ボディビューティ」、そして体の使い方を学ぶ「ボディフレックス」という4つのサービスを提供しています。45分間、ヨガマットを敷いたクラブ調の暗闇スタジオで体を動かし続けるのです。今なお大人気の「ライザップ」との違いは、あちらが基本マンツーマンで“ガチ”のボディメイクなら、「エクスパ」はグループレッスンで楽しくというところでしょうか?実際、「ライザップ」でカラダを作ったあと、維持のために「エクスパ」に通う女性もいるそうです。

ってコトは「エクスパ」、結構ヨユーなのかしら?日頃からカラダを動かしているムラカミは今回、上から2番目の強度の「ボディメイク」レッスンに挑戦しました。

レッスンはグルービーな音楽に合わせ、胸とお腹、そして脚を鍛える腕立て伏せや腹筋、スクワットなどの単純動作を結構“ひたすら”行うものです。動作は単純。正直45分の最中、「もう1、2パターンあってもいいんじゃないか?」って思うくらいでしたが、胸とお腹、そして脚は、カラダの中でもっとも大きな筋肉の代表格。ここをひたすら責め続けて大きくすれば、基礎代謝が向上して痩せやすいカラダになるので理にかなっています。

動作は、とにかく腹筋がツラい(笑)!腹筋をないがしろにしてきた自分に怒りがこみ上げます。5分くらいの苦行が終わっても、しばらくすると同じ試練アゲイン。思わず顔がゆがみます。

見てください、この写真。ゆがんだ顔(笑)。確かに暗闇の方がよいのかもしれません(笑)。ノリノリの音楽と、ツラいとき励ましてくれるインストラクターがいなければ、エクササイズは放棄していたコトでしょう(笑)。

翌日は、来ましたバリバリの筋肉痛。普段から鍛えている脚さえ痛いのですから、お腹なんて悶絶モノです。同じコースを体験した同僚は、「3日間、動かせなかった」とか(笑)。けれど45分の間に、効果的なエクササイズを複数回行うので、食べ過ぎゆえ永遠にシックスパックにならないムラカミのハラも、腹斜筋が見えるようになりました。さすが、「結果にコミット」が信条のRIZAPグループです。

施設はいずれも清潔。アメニティーは、「無印良品」でした。メンバーになれば、月に1度はカウンセリングが受けられて、食生活なども改善できるとのこと。「暗闇エクササイズ」界のガチを目指すならオススメです。

「ディーゼル」米子会社が破綻のOTB 「18年はリセットの年」

「ディーゼル(DIESEL)」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「マルニ(MARNI)」などを擁するOTBの2018年12月期決算は、売上高が前期比5.2%減の14億4000万ユーロ(約1800億円)で、EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)は同20.9%減の4150万ユーロ(約51億8750万円)と減収減益だった。

同社は傘下ブランド別での売上高は開示していないが、主力事業である「ディーゼル」の不調が響いて減収となった。同ブランドはアジア、特に日本では引き続き好調だったが、ヨーロッパと北米での売り上げが低迷。伊ディーゼルの米子会社であるディーゼルUSA(DIESEL USA)は3月5日、日本の民事再生法に当たる連邦破産法11条の適用を申請している。OTBは同ブランドについて、「不採算店の閉鎖や『ディーゼル』のみを取り扱う小型店を開店するほか、既存店の60%程度を改装し、テーマを設けたポップアップなども実施する。ECや重要な卸先との戦略的な提携も強化する」と再建策を発表した。なお、その他の傘下ブランドは全体に好調で、売上高を伸ばしているという。

ウバルド・ミネッリ(Ubaldo Minelli)最高経営責任者は、「18年は“リセットの年”だった。当社には長期的な目標があり、それを実現するための戦略もある。傘下ブランドの成長を促進するための投資計画も策定されている。また、新たな機会を検討できる財政状況にある」と語り、買収を行う可能性を示唆した。同社は、財政難のため事業再建策を裁判所に提出したロベルト・カヴァリ(ROBERTO CAVALLI)の買い手候補として以前から名前が挙がっている。なお、OTBの子会社であるスタッフ・インターナショナル(STAFF INTERNATIONAL)は、「ロベルト カヴァリ」のコンテンポラリーラインである「ジャスト カヴァリ(JUST CAVALLI)」とライセンス契約を結んでいる。

またOTBは今後3年間でおよそ2億ユーロ(約250億円)を投じ、180店の新規オープンなどの販売網の増強のほか、各市場における販売チャネルや物流の強化といった事業開発に取り組むという。

「タロウホリウチ」のメンズ「TH」がデビュー アディッション アデライデで先行販売

「タロウホリウチ(TARO HORIUCHI)」の堀内太郎は2018-19年秋冬に、メンズブランド「TH」をスタートする。デビューコレクションは、モノトーンを基調に実用性、快適さ、規律、品質を意識したシャツやテーラードジャケット、パンツ、コート、レザーバッグ、ベルトなど。鮮やかな色柄が特徴的なウィメンズコレクションとは打って変わって、クリーンでミニマルなアイテムがそろう。ルックは、マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)やラフ・シモンズ(Raf Simons)と一緒に仕事をしてきたベルギーの写真家ロナルド・ストゥープ(Ronald Stoops)が撮り下ろし、パーカやTシャツなどの一部ウエアにはルック写真をグラフィックとして採用している。

堀内はアントワープ王立芸術学院在学時、当時の学長で同校の名物教授であるリンダ・ロッパ(Linda Loppa)から「メンズウエアを発表したほうがいい」との助言をきっかけに、卒業コレクションでメンズウエアをデザインした経緯があるという。「日本に帰国し、『タロウホリウチ』を立ち上げ、レディースウェアを発表していくなかでも、メンズコレクションを発表できる機会を常に探していた。レディースコレクションのデザインには、時代のなかで変容していくフレッシュな感覚をデザインに込める楽しさがある。また、着る人の美意識や志向に常に変化が起こるところも面白いと感じる。一方、メンズコレクションでは、自分の根底にある変わらない世界観と美意識を軸に表現したい。継続的かつゆっくりとした時間のなかで深めていく“シンプル”なコレクションを作りたい」とコメントしている。

Tシャツが1万6000~2万2000円、シャツが3万4000円、ニットが3万6000~6万3000円、ジャケットが4万4000~8万8000円、パンツが2万8000~4万4000円、コートは12万~13万円、バッグが2万8000~7万8000円など。

7月21~27日に神宮前にあるセレクトショップのアディッション アデライデ(ADDITION ADELAIDE)でインスタレーションを開催し、先行販売する。20日にはオープニングレセプションを開催。「TH」のティザーサイトのメール配信に登録した人の中から抽選で入場者を募っている。

8月1日以降はエディフィス東京やミッドウエスト、オープニングセレモニー、リステアなどの店舗の他、「TH」の公式オンラインストアでも取り扱う。

インスタでファン獲得 5.5万フォロワーを渋谷109の店舗に 「スワンキス」水嶋ひかる

ピンク色の髪、大ぶりな丸メガネ、フリルのついたスイートな服──いかにもSNS映えしそうなルックスの「スワンキス」渋谷109店のビジュアルスタッフ、“ひかぷぅ”こと水嶋ひかるさんはインスタグラムやツイッターなどのSNSを駆使する新しいタイプの販売員だ。合計11万5000に達するインスタグラムとツイッターのフォロワーをリアル店舗に呼び込んでいる。

インスタグラムやツイッターの投稿はファッションや大好きな激辛フードの情報が入り交じる、イマドキのインフルエンサーだ。だがインタビューでは、質問にはっきりとした声と笑顔ですぐに答え、意地悪な質問にもよく考えた上で自分の言葉で返してきた。セルフ・プロデュース力の高さに加え、販売経験も豊富なアパレル販売員なのだ。

ファッション週刊紙6月25日号販売員特集で紹介した販売員の一人、ひかぷぅのインタビューをお届けする。

販売員になったきっかけは?

高校生の頃によく行っていた、札幌のファッションビルのショップ店員さんのファッションとかオシャレなオーラを見て、「私もいつか絶対こうなりたい!」って思っていました。ショップ店員さんって、ファッションビルの外にいてもすぐにわかるじゃないですか?「あ、この人あのブランドのショップ店員さんだ」って。

「スワンキス」の販売員にはどうやって?

上京して、あるマルキューブランドで11カ月ほど販売員をやっていたのですが、そのブランドが休止することになってしまって。でもちょうど「スワンキス」が初の店舗をマルキューにオープンするということでバイトを募集してて、普通に応募しました。

インスタやツイッターはいつから?

ツイッターは前からやっていましたし、販売員になったころはクルーズブログやミクシィブログもやっていました。いまもSNSはいずれもプライベートのアカウントです。販売員になりたての頃は試行錯誤で、自撮りとかを載せてましたが、あまり販売にはつながりませんでした。変わったのは4年前くらいに動画配信するようになってから。フォロワーも増えて、ファンの子たちがお店に来てくれるようになりました。今はやっぱりインスタの影響力が大きいです。

現在、SNS経由でどのくらいの人がお店に?

私の場合、店頭の売り上げは6割がファン、4割がそれ以外のお客さまという感じです。ファンの方々は中高生が多くて、商品を買っていただいて一緒に写真を撮ったりサインをしたりと、コト重視のお客さまだと感じています。それ以外のフリーのお客さまに関しては普通のアパレル接客と同じで、サーッといろんなアイテムをなんとなく見ているお客さまはたまたまお店に入られた方なので、着用されている服の話から入ったり、特定のアイテムを見ていたら色違いの服を提案したり、コーディネートを提案したり、とお客さまの行動を分析して接客しています。基本的にフリーのお客さまの方が客単価は高いです。

いま、販売員の仕事にSNSは欠かせないツールだと思う?

うーん、そうですね。でも、私はもしSNSをやめたとしても販売員は続けていると思います。お客さまにぴったりのかわいい服を選んでハッピーにできる販売員のお仕事がすごい好きだし、SNSではできないと思います。
ファンの中には、インスタで見たひかぷぅ着用アイテムを買いに来るファンも多いと思うが、似合わない場合もあるのでは?

あまりそういうケースはないです。仮にそうだとしても、その場合は違うアイテムやコーディネートをオススメします。ファンの方が私と同じ服を欲しがってくれるのはうれしいですけど、結局服は似合わなければ着ないですし。例えばその日に着ている服やお手持ちの服にカジュアルな服が多かったりする場合は、そうした服にも合わせやすいデニム系のアイテムや、お手頃な価格のスマホケースや指輪をオススメしています。「スワンキス」は指輪を1500円から用意しているので。販売員をやっていると、お客さまに似合う服や必要なアイテムをオススメするということが本当に大切だと実感します。SNSはきっかけであって、ファンになっていただけるのは、実際に接客をしてきちんと似合う服を選び、(お客さまが)着て満足してくださってからだな、と。

インスタを見ていると、「スワンキス」関連の投稿はあまり多くない。

ブランドの公式アカウントがあるので、店内で撮影した写真などはそちらに上げています。店舗では私に限らず、販売員同士で手が空いているときにお互いに撮影し合って、公式アカウントに写真を上げています。私のアカウントは私のことを知ってもらうことが重要で、例えば真ん中の列は大好きな激辛フードの投稿って決めています。激辛関連の情報はかなり網羅していて、そちらのハッシュタグからファンになっていただく方も最近は増えて嬉しいです。

今後は?

販売員のお仕事は続けながらタレント的なお仕事もやる、ショップ店員兼タレントが夢の一つです。2016年からは芸能プロダクションのプラチナムに所属して、雑誌やテレビのお仕事も始めています。ただ、タレントのお仕事は急に入ってくるので、シフトに穴をあけて他の販売員に迷惑をかけるのが申し訳なくて。でもなんとか両立していきたいと思っていますし、そのためにもっと接客の技術を磨きたいと思っています。

SNSの悩みはある?

悪意のある投稿やウワサはやっぱり怖いです。フォロワーの数がある一定数以上になると、お店の外で自分が知らないうちに撮影された写真が投稿されたり、プライベートなことを書かれたり、一時期はかなり悩み、SNSをやめようかとまで思いました。今は割り切るようにしています。

「ロエベ」がイビザ島の伝説的ブティックとコラボ第3弾発売 循環型ポップアップを日本で開催

ロエベ(LOEWE)」は、1980年代から90年代を象徴するブティック「パウラズ イビザ(PAULA’S IBIZA)」とのコラボ第3弾を4月15日に発売する。

2019年夏コレクションでは、「パウラズ」の遊び心あるプリントをボヘミアンなビーチスタイルに取り入れたウィメンズとメンズのレディ・トゥ・ウエア、アクセサリーを用意。生地には純リネンやサイザル麻、コットン・リネンブレンド、テリー織りのタオル地、しわ加工を施したジャージーなど自然な風合いを引き出したものを用いた。手編みの生地が持つ感触や細やかな技術を、エアリーなスカートやバルーンスリーブのマキシドレスなどシンプルなアイテムで表現することで、クラフトに対する「ロエベ」の姿勢を表した。

アクセサリーは、高い機能性を備えたスキューバスイムウエアやフラワープリントを施したビーチハットなどを展開。バッグにはクッションバッグとバムバッグ(ボディーバッグ)が新たに加わる。

また、移動式トレーラーによる循環型のポップアップストア「パウラズ ロード トリップ」を4月18日〜6月9日に開催。「パウラズ イビザ」のキャンペーンで使用したプリントでラッピングしたトラックとトレーラーが、東京や名古屋、大阪、神戸、福岡の日本全国5都市7カ所を巡回する。

スペインのイビザ島の旧市街にあった「パウラズ イビザ」は、72年から2000年までイビザスタイルの中心地だったブティックで、ボヘミアン風ドレスやブラウスはカルト的な人気を博した。

「シャネル」が春画展を開催 春画とブランドをつなぐストーリーとは?

シャネルは東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホール(CHANEL NEXUS HALL)で、展覧会「ピエール セルネ&春画」を行っている。4月7日まで。喜多川歌麿や葛飾北斎ら、名だたる浮世絵作家による春画とフランスの現代作家ピエール・セルネ(Pierre Sernet)の作品を組み合わせた、時空を超えたコラボ展だ。

さて、“春画”という言葉から何を連想するだろう?春画は江戸時代には“笑い絵”とも称され、性描写と笑いが同居したユーモアあふれる芸術性の高い浮世絵として認知されていたという。だが、時代と共にイメージが変化し、時として色眼鏡で見られがちな母国日本に対し、海外での注目は年々高まりを見せている。その最たる要因は、2013年10月より約3カ月にわたって大英博物館で行われた展覧会「Shunga : Sex and Pleasure in Japanese Art (春画:日本美術における性のたのしみ)」展が成功を収めたこと。同展はおよそ9万人という来場者を迎えた。

こうした経緯をよく知る人物の一人が、今回のシャネル・ネクサス・ホールでの展覧会に春画のコレクションを出品している浦上満氏。浦上氏は、東洋古美術の専門美術商「浦上蒼穹堂」創立者であり、前述の大英博物館の春画展にも出品者ならびにスポンサーの一人として協力した人物だ。氏いわく、「(性的描写の部分で日本では色物として扱われることもあるが)良い春画はきれいなんです」。ちなみに、浦上氏は父親が浮世絵ならびに東洋陶磁のコレクターで、山口県立萩美術館の浦上記念館は、その名の通り浦上氏の父親が浮世絵と東洋陶磁を寄贈したものだ。そんな家庭環境も伴い、浦上氏が学生時代に魅了され収集した「北斎漫画」(葛飾北斎のスケッチ画集)は1500冊ほどに上るという。

大英博物館での展覧会後、海外からは浦上氏に続々と春画コレクションの出品依頼が届いた。そんな中、浦上氏は日本での春画展の開催を夢見て、その実行委員会の中心人物として奔走。そして遂に15年9月、東京・目白台の永青文庫にて念願の「春画展」を実現した。この展覧会の図録作成にあたり寄稿を願った人物こそが、日本文化に造詣の深いリシャール・コラス氏(Richard Collasse、シャネル(株)の前社長で、現在は同取締役会長兼本国のトラベル・リテール事業の責任者)。その時の出会いがおよそ4年の歳月を経て、シャネル・ネクサス・ホールでの本展開催につながった。

「ピエール セルネ&春画」展はコラス氏の発案により実現。春画と絶妙な“対”をなすのは、パフォーマンスアーティスト・写真家として活躍するピエール・セルネの写真作品「Synonyms(類似表現)」だ。彼のミニマル・アートとも称したい、極シンプルなラインが描写するセクシーな作品は、鑑賞者のイマジネーションの世界を豊かに花開かせてくれる。「文化的、民族的に異なる背景を持つ個人とカップル、両方の肉体を撮影した。直接的ではなく、彼らの影が残す束の間のカタチだけを記録することを選んだ」と、セルネ氏はコメントしている。モノクロのシルエットが浮かび上がる作品と、その被写体の名前のみが記されたタイトル。そこには、性別、国籍を超えて派生する多様性と共通性、そして異なる文化の受容、という作家の深遠なる思いが込められていると聞き、心ときめく。

本展では、シャネルならではのエスプリの効いた会場構成も楽しみの一つにもなっている。あたかも江戸時代と現代を自在に行き交う“アートな春”の小路散歩のような設えがお待ちかねだ。なお本展は前期と後期で作品の入れ替えが行われる。また4月13日から5月12日まで開催されるKYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭のプログラムとして巡回予定だ。

ウサミヒロコ:幼少期より関心の高かった「デザイン」(ファッション&シネマ、アート&インテリア、ウエルネス&グルメなど)への情熱を、FMラジオ番組制作からスタートし、雑誌、書籍、新聞、ウェブなどのメディアにて、国内外問わずさまざまなチームプレーで活動を続けるライフスタイルジャーナリスト。取材を通じて訪れる国々で出会う、多国籍の人々との交流を愛する東京オリンピック開催地周辺生まれの東京人

「ジェラート ピケ」のバレンタインコレクションはイチゴやチョコモチーフ

マッシュスタイルラボの「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」は1月18日、バレンタインコレクションを発売する。同コレクションでは、イチゴやチョコレートをモチーフにしたルームウエアや雑貨が登場する。

“ストロベリーチョコサテンキャミソール”(4600円)は、上品な光沢と艶感のあるサテン素材にチョコをかけたイチゴ柄をプリントした。カップインデザインで1枚で着ることができる。同デザインのショートパンツ(4200円)やポーチ(3000円)なども展開する。

“エンブロイダリーチュールドレス“(8000円)は、胸回りに軽やかなチュールをあしらい、さらにハートの刺しゅうを施してスイートな雰囲気に仕上げたロングドレスで、ガーリーなピンクとバレンタインらしいショコラカラーの2色を用意。その他、ティラミスをイメージしたボーダー柄のプルオーバー(5800円)やパーカ(6800円)、ショートパンツ(4400円)などをラインアップする。

編集経験ゼロからスタート 3年かけて1冊作る雑誌「家族」が目指すのは“許し許されるメディア”

“家族が家族に出会う”をコンセプトにした雑誌「家族」は、2015年に創刊され、今年1月14日に2号目が発行された。企画・取材・制作全てを中村家という1つの家族が行っており、2人の子どもたちも毎回取材に同行する。中村暁野(あきの)編集長、夫の中村俵太クリエイティブ・ディレクター共に雑誌の編集経験ゼロからのスタート。もともと1年間にわたって、家族を取材するということから“家族と一年誌”というテーマだったが、2号目の制作期間は約3年、自称“日本一刊行が遅い雑誌”。そんな「家族」が伝えたいこととは何か。中村編集長に聞いた。

「家族」を作ろうと思った理由は?

中村暁野編集長(以下、中村):すごく個人的なことになるんですが、夫(中村俵太)との関係がうまくいかなくなってしまい、どうしようかなと思っていた時期がありました。引っ越しするとか、旅行に行くとか、関係性を変えるために向き合う方法はいろいろとあると思うんですが、私たちの場合はそれが雑誌作りでした。ただ私も夫も編集の経験は全くなく、本当にゼロからのスタートでした。当時の私は雑誌として「家族」を出版することに自信がなくて、手作りのZINEで何百部かを作れればいいと思っていたんですが、夫は「それでは何の意味もない」と言って、フォトグラファーも奥山(由之)君や吉楽(洋平)さんにお願いしてちゃんとした雑誌として発行することにしました。私はミュージシャンとしての活動もしていたのですが、文章を書きたいという気持ちもずっと持っていて、「家族」を作ることで、夫は私が次に進むための後押しをしてくれたのだと思います。

1号目を出したことで、夫婦関係は変わった?

もともと「家族」を作る原点は、「家族ってなんだろう?」という気持ちからでした。ずっと理想の家族像があり、そうでない自分たちを責めてしまう自分がいましたが、家族に正しい形はないと思えるようになりました。「家族ってなんだろう?」という問いに答えなんてない、ずっと考え続けるべきことなんだと思うようになったら、自分のことも夫のことも認められるようになりました。家族だからといって全てを分かり合えるなんてことはなく、むしろ分かり合えないことが当然なんだとも気づきました。

「家族」を通して伝えたいことは?

中村:1号目を出した時に「幸せになりたい」と書いたんですが、「家族」を作った時には、家族もいる、やりたいこともやっている、でも私は幸せじゃなくて……。幸せだと思うためには、自分が何かを変えていかないといけないと感じていました。きっと変わることができる、という思いで一歩踏み出し作ったのが「家族」です。手に取ってくださった読者の人にも、何かの一歩を自分も踏み出せるかも、と思ってもらえたらいいですね。

“家族が家族を取材する”というコンセプトだが、取材先の家族はどう決めている?

1号目の取材先である谷本家は、もともと夫が仕事で関わって仲良くなった家族でした。お父さんの職業は空間デザイナー、お母さんは私と同じミュージシャンと、共通点も多かったんです。でも自分たちがうまくいっていない一方、谷本家はお互いを尊重しながらいつも楽しそうに見えてまぶしかった。谷本家が鳥取県に引っ越してゼロから家を建てるという話を聞いた後に「家族」を作ろうとなって、取材するなら谷本家しかいないな、と。まぶしくて見るのが痛いくらいに感じるからこそ、自分のそんな感情、家族のコンプレックスにも向き合って制作したいと思い、取材を依頼しました。

“家族と一年誌”とうたっているが、最初から1年間の取材と決めていた?

最初は全く決めていなくて。ただ家族のいい時もそうじゃない時も映し出す、まるごとひとつの家族を感じられる雑誌にしたいと思っていました。「素敵な人の素敵な姿」なら、他の媒体でいくらでも見られると思っていました。どんな家族にも、笑顔で話せること以外に、たくさんの葛藤や衝突や、時には悲しみや憎しみだってあるはず。そしてそんな部分を通してこそ「家族ってなんだろう?」と考えることができると思っています。雑誌というのは、基本的に客観的に作られているものが多いと思いますが、「家族」はあくまで超個人的な主観で作ろうと決めました。私たち家族が、取材先家族に出会って何を感じたのかを大事にする――。そんな気持ちではじめは一週間、谷本家の取材をさせてもらって時間を共に過ごしたのですが、こんな期間で家族の全てなんて感じられるわけないなと、結果的に一年間の取材になりました。

2号目の出版まで3年ほどかかった。

最初はこんなにかかると思っていなかったですね(笑)。取材先の江口(宏志)さんが書店「ユトレヒト」を辞めてお酒の蒸留所を作ると聞いて、面白そうだなと依頼させてもらいました。当初は1年半で完成するはずの蒸留所が、全然できなくて……この取材はいつ終わるんだろって先が見えない時期もありました。結局2号目を出版するまでには完成しなかったんです。取材中は私たちも江口さんの作業をお手伝いしながら過ごすのですが、一緒に時間を過ごしているうちに、江口さんは完成することがないことに向かっているんだな、と感じたんですよね。こちらが勝手に描いていた“蒸留所を完成させる”ストーリーなんて重要ではなく“簡単に完成なんてしないことに挑戦し続けている”ことこそ、この家族の物語なんだと途中で気づきました。だから2号目では、終わりが見えないことで新しい「家族」の形を表せたと思います。そのことを私に気付かせてくれた江口家の子どもたち(美糸ちゃんと紗也ちゃん)が主役となった1冊になりました。

終わりがないのもまた「家族」らしい。

2号目の出版まで3年かかってしまったけれど、“「家族」は許し許されるメディアでありたい”と思っています。日本ってお客さま目線を大切にしているけれど、もっと自分本意になることがあってもいいんじゃないかなと思っています(笑)。

「家族」は直販で売っているが、それはどうして?

自分たちのでるきることは自分たちでやろうと決めているのと、直接売ってくれるお店とつながっていたいなという思いがあって。1号目の時はどこに卸すかとかも何も考えてなくて、ただ出版したという状態でした(笑)。ありがたいことにそこからいろいろな書店さんが声を掛けてくださり、卸す店舗が増えていきました。2号目を出す時には書店だけでなく、この本に共感してくださる人が足を運ぶところだったらどこに置いてもいいなという考えに至って、今では自転車屋さんやワイン屋さん、パン屋さんなどにも取り扱っていただいています。

「家族」は自費で作っている?

そうです。1号目は本当に何も考えてなかったので、価格が安すぎて、売り切っても赤字みたいなことになってしまって(笑)。2号目からちゃんと考えようと思って少し価格を変更しました。でも2号目ももうかるとかはなくて、赤字にならなければいいって感じなのですが。クラウドファンディングなども一瞬考えたんですけど、自分たちがやりたいことは自分たちのお金でやるのがいいと思ってそれはやめました。

3号目の取材先はもう決まっている?

これからですね。唯一決まっているのは「3号目も作る」ということだけです(笑)。私たちと取材先の両方の人生に左右されながら制作すると思うので、刊行時期も全くの未定なんです。

ムラサキスポーツ主催の“湘南OPEN 2019”で エキサイティングなサマーを過ごして

太陽の下でスポーツやアウトドアを楽しむガールズにおすすめするサマービーチフェス、“MURASAKI SPORTS PRESENTS SHONAN OPEN 2019”が鵠沼海岸にて今年も開催決定!

サーフィンをメインとしてスケートボード、ダンスやRed Bull主催のストリートバスケットボールイベントなど、あらゆるアクションスポーツを観戦できる当イベント。キッズのためのサーフィンやスケートボードスクールの体験型イベントやご当地グルメを楽しめるフードコートもあるから、友達はもちろん、家族と一緒に参加できるのも魅力的♪ イメージソングを務めるは神戸出身の4人組ロックバンド、KNOCK OUT MONKEY(ノックアウトモンキー)。ビーチサイドで行われるイベントにぴったりのキャッチーなニューシングル『Wonderful Life』をイベントのティーザームービーにて使用。昨年のイベント風景を収録したムービでは、想像を超える数々のアクションスポーツのパフォーマンスをチェックできるよ♪

1日では遊びつくせないコンテンツが盛りだくさんの湘南OPEN 2019で、エキサイティングな夏を体験してみてはいかが?

モード&スウィートにキマるトリアの幸せウェア

2019年秋冬にデビューして以来、ファンを続々と増やしているtriaa(トリア)は、 カラーニットや花柄モチーフなどトレンドをおさえたラインアップ。コーデ次第で印象が変わるアイテム揃いだから、自分のセンスで思いっきり楽しんで!

大人なパンツルックはスパンコールカーデでアクセントを
今季注目のフラワープリントのパンツがコーディネイトの主役。ノースリシャツを合わせたグッドボーイなコーデに、キラキラ光るスパンコールのカーデを無造作に肩掛けしてクラスアップ。

シャツ¥22,050、スパンコールカーデ¥27,300、パンツ¥32,550(全てtriaa /トウキョウ アングル)、ヘアターバン¥4,410(Kastane×HIGHLAND/カスタネ 原宿店)、シューズ¥13,650(ALL BLACK /ミッドウエスト)

上品なスプリングカラーが初春コーデに最適
ニット×ショーツのベーシックなアイテムの組み合わせも、トリアならではの鮮やかなカラーとジャガードで上品な個性を発揮。足もとは脚出しして、ヘルシーに着こなすのがベストバランス。

ニットトップス¥27,300、ショートパンツ¥28,350(共にtriaa /トウキョウ アングル)、リング¥12,600(THEATRE PRODUCTS /ストライプ バイ シアタープロダクツ)、スニーカー¥8,295(MOONSTAR /ムーンスター カスタマーセンター)

やわらかニットコーデでぬくぬく気分
キレイ色ニットが目を引く春らしいニットに注目。あえてハートモチーフのニットスカートを合わせて、触れたくなるようなやさしい雰囲気を楽しんで。美しいフォルムもトリアの魅力。

ニットトップス¥27,300、ハート柄ニットスカート¥26,250(共にtriaa /トウキョウ アングル) ネックレス スタイリスト私物

ラフに着こなす春のシックスタイル
ギャザーを効かせたふんわりシルエットがCUTE なダルメシアンのニットスカートはネイビーのシャツでモダンな雰囲気にシフト。 ニットなのにポケット付きで機能性もバツグン!

シャツ¥24,150、ダルメシアンスカート¥26,250(共にtriaa /トウキョウ アングル)、ピアス¥8,820(Bijou R.I/ビジュー アール・アイ)、サングラス¥15,750(A.D.S.R. /シック)、シューズ¥15,750(Ciaopanic /チャオパニック原宿店) ベルト スタイリスト私物

レディな個性派ルックをお届け! Gapの最新コレクションに注目

この春はちょっぴり背伸びをしたレディなルックが気分。だけど自分らしさは忘れたくない、そんなナイロニスタにおすすめしたいのが世界的なカジュアルファッションブランドのGap。

個性を重視する『LIVED-IN(リヴド イン)』をコンセプトに、春らしいクリーンな新作コレクションが到着。ユニークでスタイリッシュなラインアップの中から、ナイロニスタ達が春の一押しルックをセルフコーディネイト! 5人の個性が溢れるスプリングスタイル、あなたはどれが好き?

photographer : masanori mori
models : rei yasuda(ten carat), minori(nylon model), kikuno, lisa, yua(nylon blogger)
text : saki yamada
FACEBOOKキャンペーン実施中!
「いいね!」をしてトータルコーデをゲット
FACEBOOKで公開中のナイロニスタ5人のスタイリングに「いいね!」をしてくれた人の中から、抽選でトータルコーデをプレゼント! 100「いいね!」ごとに当選者数が1名ずつ増えるので、どんどん参加してね。

(サイズについて)
① XSサイズ(トップ・ボトム:XS、シューズ:7(約23.5cm))
② Sサイズ(トップ・ボトム:S、シューズ:8(約24.5cm))
※XS、Sサイズいずれかのセットが当たります。 ※事前にサイズの指定はできませんので予めご了承ください。サイズについては当選連絡の際にご連絡致します。

妖艶なフローラル柄でミステリアスに
NYLONブロガーのLisaはところどころにボーダーを活かしたカジュアルなルックを、フローラル柄ジャケットでミステリアスな印象に。クロップ丈のパンツで素足をチラ見せすれば、ダークカラーでまとめたコーデもスッキリ!

ストライプトップス¥2,900※一部店舗限定、ジャケット¥9,900、クロップパンツ¥8,900(全てGap)アクセサリー、ソックス、シューズ本人私物

90sを意識したセットアップスタイル
春の陽気にぴったりなウォッシュドデニムをセットアップ風に着こなすNYLONモデルのMinori。かっちり上まで締めたシャツでマニッシュに仕上げつつ、足もとはレモンイエローのシューズでガーリーに。

シャツ¥6,900、ジャケット¥8,900※一部店舗限定、スキニーパンツ¥8,900※一部店舗限定、ベルト¥3,900、レースアップシューズ¥6,900(全てGAP)アクセサリー、ソックス本人私物

モノトーンで作る正統派コーデ
NYLONブロガーのKikunoはシャツ×ニットで誰にでも好印象な優等生スタイルを披露。トップを淡いカラーでまとめたら、ボトムはダークトーンで揃えてコーデにメリハリをオン。アクセントの赤いクラッチバッグも忘れずに!

ニットトップス¥4,900、シャツ¥5,900、ストライプトレンチコート¥12,900、クラッチバッグ¥4,900※一部店舗限定(全てGap)※3月入荷のアイテムが含まれます デニム、シューズ本人私物

カラー使いがポイント! レトロガーリールック
レトロガーリーなワンピースをトレンチコートでシックに着こなすナイロニスタの安田レイ。ブルーのショルダーバッグや赤いシューズなど、小物のカラーチョイスでコーデにまとまりを。

ワンピース¥9,900 トレンチコート¥12,900、ショルダーバッグ¥9,900(全てGap)※4月入荷予定のアイテムが含まれます アクセサリー、シューズ本人私物

春を彩る休日のショッピングスタイル
NYLONブロガーのYUAは春らしいコーラルのトップス&スカーフをアクセントに、大人の雰囲気が漂うフェミニンルックを披露。爽やかなバイカージャケット&グラデショーンが目を引くパンツでアクティブガールを目指して。

Tシャツ¥2,400※一部店舗限定、バイカージャケット¥8,900、スカーフ¥4,900、スキニーデニム¥9,900※一部店舗限定(全てGap)※3/4月入荷アイテムが含まれます サンダル本人私物